娘、家を買う　#6

台風が熱帯低気圧に変わりましたが、まだ不安定な天気です。雨は激しくなったり、やんだりしています。今日は外出はしない方がいいかなぁ・・・さて、今回は#5に続く、家探しの建売住宅検討編②になります。少しの間、お付き合いください。

【建売住宅検討編その②】

離れて暮らす娘家族（娘夫婦と1歳のいっくん）が、アパート暮しから戸建て住居に住み替えを検討。

わたしに色々アドバイスを求めてきたときのお話。

「建売住宅検討編」＃5　の続きとなります。土地を買って自分たちの思い描く注文住宅にしよう、から中古住宅にしよう、そして、新築建売も視野に入れようと奮闘して、紆余曲折する娘家族の家探しのお話。それぞれの良い点、悪い点を都度都度発見し悩みながら少々疲れてきている娘家族です。決して反対意見を述べてるわけではないのですが、大きな買い物なのでハードルを上げて悪者になっている感は否めないわたしです(笑)

駅近物件登場

• JR駅まで徒歩９分　４ＬＤＫ　２，３９９万円　・・・２棟

建物について

• 北道路で専通？隣接がよく分からないので、日当たり要確認です
• 玄関前駐車場に入れる時は、道路からバックで？
• 二階に上がる動線がいまいちですが、それが気になるかどうか
• うたい文句に「システムキッチン付き！」とありますが、いまどきそうじゃないものはないかと
• 外壁の色や吹きかけか、サイディングかも好き嫌いの範疇

立地について

• ２つとも駅距離は１０分以下なので合格点
• 中学校まで徒歩３０分は、好き嫌いの範疇
• 嫌悪施設とされる建物がごく近くにあります。これについては良く考えてください
  • 嫌悪施設と言われるものは、生活していく上で必ず必要なものです。それを理解した上で近くに暮らせるかどうかです
  • 例えば、病院は近くにあれば便利ですが、救急病院だと深夜問わずサイレンがなります
  • 消防署・警察署も、緊急車両の音の問題があります
  • 霊園・墓地などは基本建物が建たないので、日当たりが確保されているとも言われますが、一般的には嫌悪施設とされます
  • 遊興施設は近くばかりでなく、駅までのルート上にあっても嫌がられます
  • バス停やゴミ置き場、コンビニも、「遠いと嫌だけど、かと言って家の前でも嫌」と言われます(笑)
  • 最近では、保育園、幼稚園、学校などの音も騒音として嫌がられる傾向にあります
• ハザードマップにかかるようなところは注意です
  • 引っかからないところでも、井戸や田んぼだったところ、擁壁、変電所や高圧線の近くは敬遠されます
• 戸建の場合、道路標識や電柱の位置もみないと、意外と車の出し入れに邪魔なときがあります
• 畑は風向きによっては、砂ぼこりの懸念があります
• 戸建を探すときは、２０戸以上の分譲地を好む人がいるのは、街並みとしての統一感が出るからですね

嫌悪施設と値段について

嫌悪施設と価格の話ですが、基本嫌悪施設が近いから安いといった事は無いです。近くに嫌悪施設が有ろうが、無かろうが、原価の違いは無いですから。

とは言え、相場的な発想で若干不動産会社が安く値付けすることは有るかと思いますが、今回のように嫌悪施設が近いから300万安くしているとか、そういう設定はしないと思います。

しかしながら不動産の場合、定価と言うより相場を重視します。土地建物そのものが事故物件や嫌悪があれば、大きな金額を持って売ることはあっても、近くに嫌悪施設があるから、と言うだけで、そこまでの価格下げはできないと思います。何せ、嫌悪と感じる感じないは個人差がありますから。

内見結果は、「決め手に欠ける」でした

田んぼの跡地だったとしても、地盤調査とかしてれば、大丈夫でしょ？それともやめておいたほうがいいの？（ほぼ疲れ切ってる）という娘に対し、かけてあげられる言葉もなく・・・

地盤調査は、どこでもやるはず。ただ、田んぼは元々高いところにはなくて、水を引っ張れるところにあるわけで、あえて選ぶところではないと思うけど・・・不安要素ではあるかなぁ

嫌悪施設の近くと言っても、それは本人次第なので、別に何とも思わなければそれでいいと思うとは言いましたが、周辺住民の評判などを調べて良い結果ではなかったようです。

今回も決め手に欠け、でも妥協も大事、どうしよう・・・と悩む日々が続きました

いよいよ最終物件登場

娘は、前のところも候補として残しつつ、もう少し駅の範囲を広げて見つけてみようと考えたようです。別の駅からの範囲で絞って探していました。

そうしたところ意外にも物件はポツポツ出てきました。

少し、田舎になってしまうけれど、めめ夫の職場には近くなるし、小学校も近くにあるので、良い面悪い面を比較しても、良い面の方が多いようで、この中からめめ家族で取捨選択が始まりました。

ということで、①と④の新築4LDKの２物件の検討に入りました。この二つの物件は、同じ住宅会社さんが売主で、配置などは違うものの、デザインは似ています。

①と④の共通確認事項

• 境界杭の確認は必須です
• 隣地との関係で、隣の家の木がこちらに越境しているのに切ってくれないとか問題はないか（実際にはこちらで切っても問題ないことの方が多いですが、本来する必要のないことなのと、やりづらいので）
• 隣地とのフェンスについても、だれの持ち物なのかを確認してください
• ガスや電気のメーター位置も確認してください（検針等で人がそこまで入るということは、誰でも入れるということです）

①の物件について

• 広い道路沿いにあるようなので、通りの交通量と騒音が気になります
• 若干南より東向きに振られていますが、開放感は感じられます
• ダブルバルコニーもあり、顔はいいです
• 横リビングですが東に向いているので、午後の建物内の明るさは気になるところです
• キッチンの勝手口は便利ですが、顔の方にあるので、「勝手口脇に生ごみを置いておく」等はできないかも？
• 外散水栓は便利に使えます
• 道路側にある水道メーターの蓋が、止めたタイヤ位置に来ないか確認が必要です
• 和室の好き嫌いはありますが、いたって普通の間取りなので使い勝手は悪くないです
• 駅も近いし、小中学校からも近い、職場までも近いとはいいですね

④の物件について

• 家事動線が気になるということでしたが、玄関から手洗い場まで遠いということですね。ただ、割とオーソドックスな間取りかと思います。洗面、浴室に行く動線は好き嫌いの範疇ですね
• 北側道路に家の顔があり、南面はかなり開けていますね
• ①と同様、水道メーターの位置を確認してください
• カウンターキッチン前のダイニングテーブル置くスペースの広さを確認してください
• ①の物件は、屋根裏収納になっていますが、こちらは、納戸収納になっている点が使いやすいと思います
• 勝手口は西側にあって、顔正面からは見えないので良いと思います
• ダブルバルコニーは南側に設置されており、良いと思いますね
• 一低専（※）なので、今まで見たのと容積がかなり違いますね

第一種低層住居専用地域

一低専とは、第一種低層住居専用地域の略で、低層住宅の良好な住環境を守るために設定された地域で、建物の高さは10mまたは12mに制限されています。このため、他の地域と比べて天井が低い戸建てになるわけではなく、むしろ広い敷地にゆったりとした2階建ての戸建てが多く見られます。この地域では、建築制限が厳しく、静かな住環境が保たれていることが特徴です。
そのため建てられる施設に制限があるため、商業施設などが近くになく、不便さもあります。

住環境としては良好なので、あとは、実際に見て、買物などに不便がないかどうかを確認するのが良いと思います

電柱について

最近は、形状が変わりましたが、電柱の上の方にあるグレーのバケツみたいなもの、「変圧器」ですが、それが近いと嫌がられます。

ただ、電柱が敷地内にある場合、少額ですが、お金が入ります(笑)

電柱が敷地内にある場合、それを登って二階などに侵入できそうなときは、電柱に登るのに必要な器具を外してくれます。

電線は、通り沿いの物件だと、仕方ないかと思います。道路から中に入った住戸であれば、引き込み線くらいになるかと思いますが。

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たくさんの注意点をもらいながら、内見の前に、住環境を見に行ったそうです。２つの物件は近くだったので、車でいっくんを連れて、日中行ってみたと連絡がありました。